こんにちは!長野県佐久市に移住し、ホシノマチ団地で暮らしている牧原です!
先日、佐久市青年協議会主催の講演会「森と共に未来へ」にオンライン参加しました。
地域の森林の現状と、森林資源の循環利用について学び、地域の森林に対する意識を変えることを目的として開催された講演会で、株式会社吉本の専務さんが講演されました。
その内容について個人的に気になった部分をまとめてみたいと思います。
佐久地域の森林の特徴
・佐久市の民有林の7割がカラマツ
カラマツが多くあると聞いてはいましたが、まさか7割も占めているとは思いませんでした。そこまで豊富にあるのならば価格が安いのではと考えた矢先に・・・
・カラマツは意外と安くない 15000円/ ㎥前後(参考比較:スギ11000円/ ㎥)
といったお話がありました。ヒノキと似た価格帯のようです。良い価格の木が、多くあるということでしょうか。
地域の課題
今回の講演会にて、現状の地域課題について説明もしていただけました。
・販路の開拓
・プレミアムカラマツ(80年生の大径材)の利用
・供給、担い手の育成
・川上から川下の連携、情報交換の強化
林業従事者の高齢化など、様々な課題があるそうです。このような課題解決に向けて、動き出したい方を探していました。個人的に注目したいのは、「販路の開拓」と「川上から川下の連携、情報交換の強化」ですね。別の話ではありますが、地域にカラマツがありながらも、地域の人が買う場が無いということもお聞きしたことがあります。
カラマツの使用例
・校舎などの大型建築物
・都市部の木材利用
・住宅の大黒柱、床材、天井材の利用
・薪ストーブの燃料利用
・家具(ベンチ、テーブル、棚)
様々な使用例を紹介していただきました。建築物として使われていたり、生活に根ざした燃料、家具利用など、そのフィールドは広がりつつあります。佐久穂町の役場や銀行に、実際の家具として使われているものがあるそうなので、一度見にいってみたいですね。
まとめ
曲がりや反りが出やすく使いにくいと言われていたカラマツも、技術が進んだことで、様々なところで使われるようになってきました。しかし地域産材としての利用はまだまだ低いようです。
ホームセンターに行けば木材を買うこともできますが、せっかくなら地域の材を使っていきたいところです。
森林資源の循環を考えつつ、生活に地域産材を取り入れていくためにはどうすれば良いか。
切り出した木がどこに販売をされて、どんな人が買っているのか、どういう風に使われているのか
普段使っている木がどこから来て、どんな人が関わって、自分たちの手元に来ているのか
こうした地域の課題に真っ向から向き合って関わっていきたいと思いました。