長野県は冬季オリンピックが行われたように、寒いといったイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、北海道に比べると緯度も低く、豪雪地帯のイメージの新潟などよりも南にあります。
なぜ、長野県は寒いのでしょうか。
長野県は標高が高いので寒い
実は、長野県の標高が高いというのが寒さの理由です。
どの程度標高が高いかというと、県全体の平均標高は1000メートルを超えていて、47都道府県の中で一位となっています。
その中では低めの佐久市でも標高は700メートル程度で、高尾山(599m)よりも高いところにあります。
隣の軽井沢の標高は900~1000メートルなので、それに比べるとかなり良いかなといったところではあります。
佐久市の冬の寒さはどのぐらい?
佐久市の年間の平均気温について見てみると
2月の最低気温はマイナス4.4度となっています。
同じ年の2月の東京の最低気温は4度なので、8度近く差があるということですね。
冬の場合は日が落ちてくると寒いなと感じるようになると思います。
16時ぐらいになるとかなり冷えてきます。
夜になると寒いので外に出たくない。
そんな人が多いからか、佐久市のお店は20時ぐらいに閉まるところも多いです。
ただ、佐久市は晴天率が高いので、東京のようにどんよりとした雲の多い天気ではなく、晴天のすがすがしい寒さを感じる日が多いです。
私はこの凛とした晴れの日の寒さというのが好きです。
雨が少ないので、雪もほとんど降らず、月1回降るかなといった印象です。
降っても量が少ないので、雪かきをする機会も非常に少ないです。
そして、夜は星が非常にきれいに見えます。
冬は確かに寒いですが、標高の高さゆえにきれいに見えるものもあるんですね。
冬はここまで気温が下がる佐久市ですが、実は夏になるとその標高の高さが幸いして、熱帯夜がないといったことが起こります。
これまで気象庁の観測史上、佐久市で熱帯夜になったということはないそうです。
夏は日陰に入るとエアコンがなくても涼しいということで、家庭にはエアコンを設置していないところも多いです。
寒さ対策は?
そうはいっても、やはり冬は寒いということで、佐久市の建物は寒冷地仕様になっています。
そのため、東京の建物よりも寒さ対策がしっかりした対応になっているんですね。
また、家によっては、二重サッシや二重ガラス、トリプルガラスにして断熱を行っているところもあります。
ホシノマチ団地でも北側の部屋は二重サッシにして寒さ対策をしています。
暖房設備はプロパンガスだと高いので、灯油ストーブの家庭が多いです。
ホシノマチ団地の場合は都市ガスが入っているので、灯油の入れ替えが必要な灯油ストーブを利用しなくてもガスファンヒーターでローコストで暖房を使うことができます。
佐久市は雪は少ないのですが、寒いため、路上が凍ることがあります。
そのため、車を運転する際にはスタッドレスタイヤは必須です。
11月頃になるとスタッドレスタイヤに交換する人が多いです。
地元では、浅間山に3回雪が積もったらスタッドレスに変えるといったことが言われていたりもします。
冬は寒いと言いますが、耐えられないほどなのかというと、そうでもありません。
これは多くの移住者の方々がおっしゃっていることです。
確かに古民家で断熱がほとんどされていない家は大変かもしれません。
寝ていたら瞼が凍る家に住んでいるというのは地元の方からも聞いたことがあります。
しかし、寒さは厚着をするなど、防寒対策をしっかりとし、断熱などの対応がされている住居に住んでいれば、十分暮らしていける程度のものだと考えていただければ良いのではないでしょうか。
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