東京ではまだ6回裏なのに交代できるピッチャーがいなくなる

ビレッジプライドという寺本英仁さんの書籍の最後に、藻谷浩介さんとの対談があります。

この本の中で興味深いことを藻谷さんが言っています。

都会の「いい大学」を出て「いい会社」に入った方が幸せという考え方は、男性の平均寿命が60歳代だった高度成長期の考え方だと言います。

というのも、70歳になる前に死ぬので、東京に行っていい会社に入って重役目指して働いて死ぬという形だったからです。

それが、現実は人生は70歳では終わらず、85歳までは続きます。

そういったときに、地方、この場合は島根県の邑南町では85歳以上の人が退職金や高額の年金がなくても生き生きと暮らしている。

死ぬまで畑で何かを作ったり、店などを手伝ったりして、収入や生きがいがあると言います。

生涯活躍のまちというのは、これを実現する場であって、逆に言うと、地方に行ったからといって、これが実現できなければ意味がないと思います。

ここを解決できる環境が佐久市でも整いつつあります。

ホシノマチ団地でも家賃を確定させ、12月22日のセミナーで移住希望のみなさんのご意見を伺い、プロジェクトの次なる展開に移っていく予定です。