移住者がまちに飛び込んで出来ることとは? 地域課題解決から稼ぐ仕事を考える

こんにちは!長野県佐久市に移住をして、ホシノマチ団地で暮らしている牧原です!

ホシノマチ団地内には、集会所であった場所をコワーキングスペース 、シェアオフィスとして改修をした「地域交流拠点shoku_ba」があります。

このshoku_ba内の家具を、将来木工職人を目指している地元の高校生と一緒に制作するプロジェクトが進行しています。

今回制作するものはロッカーとマガジンラック。学生さんとの打ち合わせを重ね、デザイン案は決まりましたが、どんな木材を使用するか、どこで調達するか課題を抱えていたところ、ホシノマチ団地から車で5分程度のところにある大丸家具さんに協力をしていただけることになりました。

移住者が地域のハブ的存在になり、学生と会社を繋ぐ取り組みです。

移住者と地域の学生と地域の会社が繋がる

大丸家具さんはカラモリ会という会を主催されており、山に入って、森林整備もされています。その情報を聞きつけ、材調達について相談したところ、快く承諾していただけました。

「学生さんや、若い世代にも、積極的に森に関わってほしい」

この思いを大丸家具さんが持っていたからこそ、実現したことだと思います。

ただ材料を提供するだけでは勿体ないため、学生さんと一緒に山に入り、自分たちがこれから使う材料が、どのような工程を経ているのか、一連の流れを体験してもらうプログラムを計画し、行いました。

自分たちが生活している地域の山はどんな状況なのか、どんな人たちが作業をしているのかなど、リアルな場を見てもらいます。

当日は天候の心配がありましたが、佐久市の晴天率の高さからか、雨も降らず安全に作業ができました!

日常の景色として溶け込んでいる山に入ること自体、学生さんにとっては既に中々ない体験をしているかもしれません。

この日は、木を倒す作業の体験もしてもらいました。作業機械が入らないため、手作業です。木を倒す方向を決めて、根元に切り込みを入れて、紐で引っ張る!

木が倒れた瞬間、学生たちからは「おーっ!」と歓声が上がりました!

立木の状態から、製材されるまでの流れを体験できる貴重な機会になりました。

お互いの名前が分からなくても、一緒になって作業をすることで一体感が生まれます。

地域に入り込むということ

今回この機会が生まれたのは、移住者が地域の人と関係を持つ中で始まりました。

地域に入り込んで話を聞いてみると、様々な課題があることが分かります。ただ皆さん課題は抱えつつも、普段の仕事が忙しくて中々動き出すことができなかったり、一緒に考えて動き出す協力者がいなかったりします。

課題解決に向けて動き出し、地域の人を繋げる役目を担うことができるのも、移住後の生活の醍醐味だと思います。

地域課題解決を考えつつ、いかに稼いでいくかということも忘れてはなりません。今回のこの出会いから、「森林ツアー」や「木工ワークショップ」を考えてみても面白いと思います。

ホシノマチ団地に入居された方が、好きなことをしながら暮らしていけるように、稼ぐということも一緒に考えながら協力していければと思います。

ホシノマチ団地の現地見学、オンライン見学説明会は随時承っております。

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