ホシノマチ団地はもはやサービス付き高齢者向け住宅ではない

タイトルとは真逆のことを言いますが、ホシノマチ団地はサービス付き高齢者向け住宅です。

これは、長野県のサービス付き高齢者向け住宅の登録制度にのっとって、登録を行っているため、住宅としてはそのような分類になります。

ただ、一般的なサービス付き高齢者向け住宅とは異なります。

というのも、世の中のサービス付き高齢者向け住宅の多くは、特別養護老人ホームなどに入れない介護が必要な人たちをケアする場として機能しているからです。

あえて枠を設けて、分類するとすると、健康型サービス付き高齢者向け住宅と言えるかもしれません。

ホシノマチ団地は、制度としてはサービス付き高齢者向け住宅に乗っ取っていますが、実際は佐久市に移住したい50歳以上の元気な方々に住んでいただく場所です。

そのため、介護サービスは提供しません。

代わりに、スタッフは地域と移住者のみなさんをつなげる役割を担ったり、地域づくりを行っていきます。

そうすることで、移住者のみなさんが地域でスムーズになじめるようになりますし、地域が活性化して、より利便性が高まるからです。

しかし、10年後、20年後その移住者の人たちが介護が必要になった際には、必要なケアが受けられる体制を整えています。

というのも、常駐するスタッフは介護に関する資格を持った人になりますし、佐久総合病院や雨宮病院とは連携協定を締結しています。

ホシノマチ団地は、数年間のプロジェクトではありません、10年、20年といった長期でとらえた地域づくりの取り組みです。

移住者のみなさんには、その一員となっていただきたいと思いますし、そのような方々にお越しいただけることで、佐久市の魅力が向上し、より多くの人たちに佐久市に来てもらえるようになると考えています。