ホシノマチ団地は、ただの住まいではありません。

国の政策であり、生涯活躍のまち事業の直球の事業になっています。

これは、すなわち国が抱える課題を解決する手法としてのど真ん中の事業になるということです。

国の抱える課題という点でいうと、もちろん、人口減少と高齢化問題ですね。

さらにいうと、他に取り組んでいた事業がこれまでないため、ビジネスモデルとして新たに創出する必要があるというのもイノベーティブなところです。

このイノベーションの部分を列挙するとかなりあるのですが、ここではそれを紹介したいと思います。

・多世代型の住まい

ホシノマチ団地は、1棟団地の一部改修するものです。そのため、改修しない部分は住んでいる人がいます。

そのため、多世代の人が生活する住まいが実現することになります。

・シニアの移住

ホシノマチ団地は移住者のみの入居を想定しています。

シニアの移住者のみをターゲットにした入居者募集というのは、シニアならではの課題があるため、非常にハードルが高いチャレンジングなものになっています。

・介護保険に頼らない高齢者向け住宅

一般的な高齢者向け住宅は介護が必要な人が入るところで、介護保険収入によって収益をあげるものです。

それが、今回は介護が必要でないシニアの人たちの入居を想定しているので、その中で成立するビジネスモデルを構築することになります。

・有料老人ホーム認定

サービス付き高齢者向け住宅の中でも自治体が住所地特例を受けられるように有料老人ホーム認定を受けます。

認定が必要なことで、介護が必要でない人が入るにもかかわらず、介護が必要な人を前提とした制度に合わせることになるため、その間のすり合わせが大きなポイントとなっています。

・佐久市の補助金なしでの施工+賃料の支払い

佐久市から施工に関して1円も補助金を受けていません。そして、土地、建物の使用料を支払います。

これまで8年以上にわたり、指定管理をしていて、新規入居者がいなかった16戸を活用したもので、それまで指定管理をしていた事業者の指定管理の状況を問う事業になりますし、今後の自治体の住宅運営を大きく変えるものになると思います。

・定年後も働ける環境

アクティブシニアの生活には、やることがとても大切です。

中でも仕事があるとお小遣い稼ぎもできるということで、その仕事をご紹介します。

働ける間は働きたいという人がほとんどの中、そのような環境を作っていくことになります。

・団地のリノベーション

設計的な部分になりますが、既存の団地のバリアフリー化を行うわけですが、フルフラットの段差なしにはしません。

あえて段差を残して、日々の生活の中で軽い運動ができるように。

足が上がりにくくなったなど、それに気づくようになっているのがリノベーション後の住宅の特徴です。

というのも、外出をするときにはバリアが至る所にあるわけで、家の中の環境がフルフラットだと、外出をするときとのギャップが大きく、外出ができにくくなってしまうというデメリットがあるからです。

そんな外とのつながり、外での生活と一体となった住まいというのがホシノマチ団地です。

あまりに多くの挑戦があるので、大企業はできないのが実情です。

佐久市の応援があって、一緒に取り組んでいこうという地域のみなさんがいるからできるプロジェクトですね。