入居をお断りすることもあります

ホシノマチ団地で末永く幸せに暮らして頂きたいから、私たちは入居をお断りすることもあります。

 

ホシノマチ団地はこれまでの高齢者向け住宅とは考え方が異なります。

それは介護などが必要な方への直接のサービス、元気な方に対しての至れり尽くせりのサービスを行いません。

 

私たちが行うのは、移住者のみなさんが地域の主役となり、ご活躍されるためのサポートです。

 

そのため、移住者のみなさんが主体的に活動を行い、それを私たちがサポートするという形になります。いわば私たちは舞台に例えると主役が移住者皆様、それを陰でサポートする黒子のような存在です。

 

中にはサービス料を支払うのに、なぜサービスをしないのか?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

確かにスタッフが直接入っていけば、より早く地域に入り込むことができるかもしれません。

 

しかし、それではスタッフというフィルター・カラーを通しての限られた交際範囲になり、本当の意味での地域での交流にもなりません。

 

私たちはホシノマチ団地に住む全ての皆様が地域の主役となり、ご活躍されるためにも不親切と言われることを覚悟し、サポート役に徹させて頂くつもりです。

 

新しい土地で一歩を踏み出すのは入居者のみなさん、主役はみなさんです。

そのため厳しいことを申し上げてしまいますが、この理念をご理解・ご賛同いただけない場合は入居をお断りする場合もあります。

 

「入居のお断り」についても、その方を否定している等では一切なく、その方のご希望を叶えるためのより良い場所があるだろうと私たちは考えての判断です。

 

本来であれば入居ご希望される方全員ご入居いただきたいですが、その方が理想とされる生活と現実のギャップがあることは望ましいことではありません。

終の棲家として移住されるからこそ、幸せに感じて頂きたい。

だからこそ、無理のない転居をして頂きたい。

「入居のお断り」は私たちからの愛情を含む、心を鬼にしての判断であることをご理解頂けたらと思います。