人生100年時代の日本を世界の定年後のロールモデルに!

ホシノマチ団地は、ただの住まいではありません。

国の地方創生の柱の1つである生涯活躍のまち事業のモデル事業になっています。

これは、すなわち国が抱える課題を解決する手法としてのど真ん中の事業になるということです。

国の抱える課題という点でいうと、もちろん、人口減少と高齢化問題ですね。

さらにいうと、他に取り組んでいた事業がこれまでないため、ビジネスモデルとして新たに創出する必要があるというのもイノベーティブなところです。

このイノベーションの部分を列挙するとかなりあるのですが、ここではそれを紹介したいと思います。

多世代型の住まい

ホシノマチ団地は、1棟団地の一部改修するものです。

1、2階をバリアフリーにすることで、どの世代でも住むことができるようにしています。

もちろん、改修しない部分はすでに住んでいる方々がいます。

そのため、多世代の人が生活する住まいが実現するんですね。

ホシノマチ団地は移住者のみの入居を想定しています。

移住者のみの住宅とすることで、移住者同士のコミュニティができて、地域になじめるか不安といった方々も入りやすいというメリットがあります。

また、地域の方々からも、あそこは移住者の人たちが集まっているということで注目していただき、いろいろお声掛けいただくことが多くなっています。

介護保険に頼らない高齢者向け住宅

ホシノマチ団地の1,2階はサービス付き高齢者向け住宅としてのバリアフリー基準をクリアーしています。

そして、専門的な話になりますが、サービス付き高齢者向け住宅の中でも自治体が住所地特例を受けられるように有料老人ホーム認定を受けています。

つまり、いざという時は老人ホームとしても対応が可能な体制が整っているということです。

一般的に、老人ホームは老人ホームとしてしか運用されていませんが、ホシノマチ団地は住む方々によって柔軟にそのあり方を変えることができる。

そういった居住者とともに変化、成長していく住宅です。

佐久市の補助金なしでの施工+賃料の支払い

佐久市から施工に関して1円も補助金を受けていません。

一方で、佐久市からは土地、建物を賃貸していることになるので、使用料を支払います。

民間の会社が指定管理という制度で、委託料をもらって運営してきていたにもかかわらず、これまで8年以上にわたり、入居者が1人もいなかった住宅です。

その委託料を佐久市が支払う必要がなくなったというだけでなく、部屋はリノベーションされてきれいになりますし、居住者も増えます。

そういった市側に大きなメリットがある取り組みにもなっています。

定年後も働ける環境

移住によって、東京で暮らしていた時よりも時間が増えたと感じる人が多いです。

つまり、移住後は、いかにその余裕のできた時間を活用するかが大切になります。

ホシノマチ団地には併設したコワーキングスペースがあり、そこで起業することも可能ですし、個人事業主の人などが多く訪れる場所なので、いろいろな刺激を受けることができます。

もちろん、地域での仕事の情報なども集まってくるため、仕事を探すことも可能です。

仕事を通した地域との関係づくり、コミュニティができていくため、充実した生活が送れると思います。

このようないろいろな取り組みの新規性が認められて、平成30年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業に認定されています。

ホシノマチ団地での生活をぜひ体験してみませんか。

「地域おこし協力隊制度を利用して移住は自分に合わないな」と感じた人がホシノマチ団地に辿り着くようです