テレワークが全国で普及していて、佐久市や近隣地域でも日々、大勢の人が自宅で仕事をするようになってきています。
一方で「仕事により集中したい」「ビジネスや地域の情報収集をしたい」「雑談相手を見つけたい」という目的で、別の場所で仕事をするパターンもあるかと思います。
そして、テレワークスポットは、これから移住される方や移住された方にとってもおすすめです。
理由としては
- 参加しやすいコミュニティやイベントがある。
- 常駐のスタッフさんがいるところが多く、仕事だけではなく地域の様子などの情報も
丁寧に教えてくれる。 - 佐久地域の風景や自然環境の魅力を感じられる場所もあり、インスピレーションが湧いてくるのはもちろん、移住した実感が持て、満足感が得られる。
ということが挙げられます。
そこで、佐久の魅力を感じながら仕事ができるテレワークスポットをホシノマチ団地の運営スタッフが取材していき、シリーズで紹介しています!
佐久平PIECE
佐久平PIECEさんを運営している有限会社ナナカツさんは、市内(野沢地区)で1905年に紙の専門店として創業されました。書道用品の品揃えが佐久地域で随一であるほか、文房具・パソコン機器・オフィス家具などオフィスに関するモノを軸に事業展開しています。
(佐久平PIECEさん外観。左側が入り口です。真ん中は運営会社ナナカツさんのP C修理の事業店舗「パソコン修理24」、右側には金沢の美味しいドーナッツ「(ウフフドーナチュ」を販売しているお店さんがあり、コワーキングスペースの利用者さんはお買い得価格で食べることができます!)
住所:佐久市岩村田5033-3
電話:0267-78-3776
URL:https://www.saku-piece.net/
そしてついに「オフィス空間の提供」ということで、ワーキングスペース「佐久平PIECE」を始めました。
コンセプトとしては、
・施設名にある「P I E C E」には「パズルのピースのように利用者さん同士が組み合うことで、1人ではできなかったことができるようになる場所になってほしい」という願い。
・利用者さん自身の好きな時間に利用できること。
・ナナカツさんで実際に取り扱っているデスクやチェアの製品を使いながら、仕事に集中できる空間を創りたい。
という3つの想いがあります。
ナナカツ社長の市川さんのお話によると、移住者の方や東京から来られた方の利用を想定されていたとのことでした。
いざ開店してみると想定していた利用以外にも、高校生の勉強スポットとしても使われているそうです。塾や図書館でもない空間が高校生に好まれているみたいですね。
また市川さん自身も佐久市北部や市外での用事で立ち寄りやすく、頻繁に仕事で使っているとのことで、施設のアクセスの良さは身を持ってご自身が感じています。
施設のこだわりのポイントを市川さんに伺うと
・選りすぐりのデスク、チェアを市川さん自らがレイアウトを決定。
・椅子はさまざまな種類のタイプを用意。特に「セミオープンスペース」というブース席は全て違う種類の椅子を設置。
・気に入った椅子の注文受付にも対応。
とのことです。
実際に私もコワーキングスペースを利用させていただきました。
「プライベートブース」という半個室はデスクの横幅が広く、パソコンとスケジュール帳を広げてもまだ余裕があり、窮屈な思いをせず、むしろゆったりとした気持ちになります。
(本当に机が広い!)
戸口にはロールスクリーンがついていて、通路からの視線を気にせずにP C作業・書類作業ができるようになっているのは心強いですね。
設備にはA1サイズまで印刷可能なカラープリンター、ディスプレイや文房具セットの貸出し、さらには「プライベートブース」フロアの隅には電話ボックス型のフォンブースがあります。これはなんと追加料金なしで利用できます!
(A1の印刷ができる!大判の図面やポスター制作などされる方には強い味方ですね!)
(貸出の文房具も充実!)
(東京都内では別料金がかかるフォンブースが無料で使えるのも魅力です!)
(フリードリンクコーナーも充実。流し台もあります!)
目に見えないところでも空調や照明も仕事しやすい気温・湿度・照度になっているなど、オフィス分野で事業をするナナカツさんのノウハウが詰まっています。
今後は会員さん同士のマッチングサポートにも力を入れていきたいということです。移住者の方にとってデスクワークだけでなく、地域の情報や地域での知り合いづくりなど、移住後の生活サポートの拠点にもなりそうです。
利用料金
アクセス
●佐久I Cより車で5分
●J R佐久平駅より車で5分
●J R岩村田駅より徒歩3分