ホシノマチオフィスで「自分の居場所」を見つけました

宮内康行さん

2018年から佐久市と首都圏の二地域居住をしています。もともとはコンサルタントの仕事だったので、人と会う時のみ首都圏へ通う生活でした。

2020年からは某大学の海外事務所長となったのですが、コロナ禍で赴任もできず、リモートワーク100%となっています。

現在は人に直接会うことができず、オンライン会議、テレワークで佐久市がベースとなっています。

首都圏で主に活動していた時期は、自分が「会社」から離れて、自由ではあるけど「孤独」を感じる時もありました。

一方、佐久市で暮らしていると、人との距離がとても近く感じます。隣近所の人が前触れもなく上がり込んできますし、道を歩いていると小さいお子さんからお年寄りの方から大きな声で挨拶をいただけるので、「ああ、ここで生かされているなあ」と思います。良く散歩する公園では多くの人が犬を連れてきています。小犬がじゃれてきたりすると、それを切欠に話をかわしたりするので、自分がそのシーンの一人として「自分の居場所」を実感します。こうして過ごしていると、一日の終わりに心安らかに夕焼けを見ることができます。

ホシノマチオフィスはそんなリモートワークで気分転換したいときに利用しています。どうしても家だけでは発想が行き詰ったり、推進力が鈍ったりすることがあります。そんな時、同じような仕事をしている移住者の皆さんと触れ合うことは大変刺激になります。他所から来た人間同士で情報交換したり、悩みを聞いてもらったりするだけでも助けになります。又、このオフィスでは地元の方との接点も持てるので、より深くこの街に入ってゆくこと出発点となるのではと期待しています。

人が暮らしてゆく上で一番大切なことは、「自分の居場所」を見つけることにあります。
佐久市はとっても魅力的な場所ですが、触れ合う切欠が上手く見つからなければ、最悪孤立して孤独感にさいなまれます。この意味で、ホシノマチオフィスは外から来た人間が定着できるための素晴らしい場所です。移住者の方、移住者に理解のある地元の方が出入りしています。「何か新しいことをやりたい」方がいます。一度、地元を出て首都圏で苦労した結果Uターンされた方も顔を見せてくれます。このオフィスに集まる個性的な方から、「地元の情報」や「地元のしきたり」を習い、この地で生きる知恵を教えていただきます。「新しい仕事を生み出したい」意欲的な方からは元気をもらい、自分のできる範囲でささやかな協力をさせていただき素敵な夢を共有することもできます。今後とも、ホシノマチオフィスに通いながら、この街に「自分の居場所」を確立してゆきたいと思います。