テレワークが全国で普及しています。
佐久市や近隣地域でも日々、大勢の人が自宅で仕事をするようになってきています。
一方で「仕事により集中したい」「ビジネスや地域の情報収集をしたい」「雑談相手を見つけたい」という目的で、別の場所で仕事をするパターンもあるかと思います。
テレワークスポットは、これから佐久地域に移住される方や移住された方にとってもおすすめです。
理由としては
- 参加しやすいコミュニティやイベントがある。
- 常駐のスタッフさんがいるところが多く、仕事だけではなく地域の様子などの情報も
丁寧に教えてくれる。 - 佐久地域の風景や自然環境の魅力を感じられる場所もあり、インスピレーションが湧いてくるのはもちろん、移住した実感が持て、満足感が得られる。
ということが挙げられます。
そこで、佐久の魅力を感じながら仕事ができるテレワークスポットをホシノマチ団地の運営スタッフが取材していき、シリーズで紹介しています。
(前回はこちら)
ワークテラス佐久さんとは
株式会社JR東日本企画が佐久市と連携して2020年に設立しました。
県内でも有数の面積を有するコワーキングスペースで、『SAKU SAKU SAKK(サク サク サック)』を合言葉に佐久地域の「まちづくり」・「コワーキング」について精力的に取り組んでいます。
※「SAKU SAKU SAKK」という言葉には「佐久にやってきた新しい人と、地域の皆さんや資源を繋いでいき、新しい佐久を生み出していけるように」という願いを込めた言葉です。
そして今年(2023年)4月に運営スタッフの柳澤さんが立ち上げた「超まちづくり会社MoSAKU(正式名称:株式会社MoSAKU)」に運営が移り、新しいスタートを切られました。
(ワークテラス佐久さんの様子。知人が利用していたのでモデルになってもらいました。)
利用者さんはどんな方達?
開設当初は東京からの出張者や全国を飛び回るアドレスホッパーやノマドの人たちの利用を想定していて、そのとおりの利用者さんたちがワークテラス佐久を利用していました。
ところが、新型コロナウイルスの流行を境に利用者層が大きく変わり、今では佐久地域に移住してきた人たちが多くなっています。
現在、月額会員は50名、オフィス利用者は30名いて、そのうち女性の利用者の方は3割・4割のとのことです。
1日にだいたい80人くらいの人が出入りしているとのこと。
取材当日も大勢の方が仕事をしたり、出入りして活気がある雰囲気でした。
ドロップイン利用でのおすすめポイント
ワークテラス佐久代表の柳澤さんにおすすめポイントを聞いてみました!
・「屋内にいるのに屋外を感じられるような」アウトドア調の内装。
・観葉植物をあちこちに置いていて、緑が多い。
なお、成長を続けており、都度株分けをしているので、植物がどんどん増加中。
そのうち密林にならないか不安とのこと(笑)
・U、I、Jターンの移住者の人たちが仕事をしていて、佐久で働くことを肌で感じることができる。
・壁にはワークテラス佐久周辺の大きな地域マップがあり、スタッフや利用者さんのおすすめのお店が紹介されている。
・施設のあちこちに佐久のことが書かれた本やパンフ、イベントチラシがあり、佐久地域の情報収集に最適。
・会員と同じスペースで働けるのに料金が安い!
(館内には地域に関する本や情報が満載。イベントも定期的に開催。佐久地域の起業家・フリーランスの拠点になっています。また2Fには大規模なカンファレンスルームがあり、佐久市役所や佐久市青年会議所も使うことがあり、地域プレイヤーたちが交差する場所になっています。)
ワークテラス佐久さんのコンセプト:銭湯のような施設にしたい
代表の柳澤さんはこれからのワークテラス佐久さんについて
「銭湯」のような場所にしていきたいこと。
柳澤さんが東京に出張した際、とある銭湯の光景が着想のきっかけだったとのことです。
そこの銭湯は、地域の人が顔合わせて「よう」、「やあ」といった挨拶をし、話をしたいのならそのまま話せるし、あいさつだけで済ましてもいい場所。
加えて、雰囲気の良い銭湯は銭湯に入りにくる人と番台さんの関係が、お客さまと従業員という関係ではなく、おなじ地域のメンバーとしての人間関係ができていることにも共感したとのことです。
ワークテラス佐久も、利用者とスタッフを含めた、佐久で活動している人たちが自然に集まって顔を合わせることができる場所にしたいとのことです。
利用料金
アクセス
●佐久ICより車で13分
●JR佐久平駅より小海線で14分
(滑津駅下車)
●JR小海線中込駅より徒歩10分
まとめ
仕事をしつつ佐久市の雰囲気を知りたい、地元の人たちの様子を見てみたいという方には、ワークテラス佐久さんはオススメです。
なお、ワークテラス酢酸では移住相談の対応はしていないので、移住についての相談はホシノマチ団地や市役所移住交流推進課にご連絡ください♪