ホシノマチ団地はなぜこんなにも活発なのか

この数か月、ホシノマチ団地はいろいろな動きがりました。

ホシノマチ団地自体は、佐久市のプロジェクトですが、動きとしては行政らしからぬいろいろなアクションが生まれていると思っています。

ただ、一方で行政と一緒だからこそ生まれた動きというのもあり、それらの謎を解き明かしたいと思います。

数えてみたら、7つあったので、ホシノマチ団地の七不思議といったところでしょうか。

なぜ敷金・礼金不要、9月末まで入居の場合家賃が無料なのか

まず一番の疑問は、敷金・礼金不要で、さらに2021年9月末までに入居した場合は当月分の家賃が無料になるということです。
敷金、礼金については、佐久市から無料にした方が移住者にとっての負担が減るのではないかという提案をいただいたことが大きいです。
9月末までの無料キャンペーンについては、今実施しているお試しキャンペーンが2021年秋までの8室中6室以上の入居を目指しているところがあり、そのために移住のための背中を押せる企画をということで実施しています。
なぜここまで実施するのかというのには、しっかりとした理由があったんですね。

なぜ移住するとお金がもらえるのか

実は、ホシノマチ団地に移住するとお金ももらえてしまいます。
佐久市の移住の取り組みで、リモートワーク支援金、新佐久市民応援金というものがあります。
リモートワーク支援金では5万円。
新佐久市民応援金では10万円をもらえたりします。
もちろん、いくつか要件はありますが、ホシノマチ団地に移住してくる方のほとんどは該当すると思います。

なぜ6年以上も新規の入居者がいなかったのか

ホシノマチ団地は平成8年(1996年)にできた団地でした。
佐久市の公営住宅として運営されてきたのですが、入居の要件が厳しかったことや設備が老朽化していたことがあり、6年以上新規の入居者がいない状況でした。
そこで、今回、大きくリノベーションを行い、老朽化していた部分は新しく、住みやすい環境にした形になります。
また、これまでは公営住宅という性質上、市内の人たちを対象にしてきたのですが、今回は移住者(佐久圏域外)の人たちを対象にしているということも大きな違いです。

なぜ社長になれる住宅なのか

ホシノマチ団地はビジョン型団地です。
ビジョン型団地というのは、これからこういう団地になりたいということに共感いただいた方々に住んでいただくという団地になります。
そして、そのビジョンというのは、住んでいるみんなが社長になるという団地です。
というのも、ホシノマチ団地には、コワーキングスペースが併設しており、職住近接の働く場の環境ができていること。
1LK、3DKが54㎡、71㎡と広い空間があるため、働く部屋をプラス1部屋用意できる環境にあること。
そのような点から、自宅でもコワーキングスペースでも働く環境というのが整った場になっています。
そして、コワーキングスペースでは同じ志を持った人たちが集まり一緒に切磋琢磨できる環境があります。
すでに住んでいるみなさんを筆頭に、最先端の志を持った方々が集まるため、面白いことが起こらない理由がありません。
仕事付き移住の取り組みも行っており、独立×移住を実現できる環境づくりを行っていますい。

なぜ人が集まるのか

人が集まるという点では、移住者、地域の人々、地域外の人々といった3つの観点があると思います。
移住者という点では、移住に関する不安を極力排除した住宅になっているというのが大きいと思います。
地域の人々については、ホシノマチ団地が移住者専用の住宅になっていること、佐久市のプロジェクトであることから、地域の認知度が高く、注目を浴びているのと、関心を持ってもらえているということがあると思います。
地域外の人々については、プロボノメンバーのみなさんなど、ホシノマチ団地の先進的な取り組みや地方創生への貢献といったところに共感いただいているというのが大きいのではないかと思います。

なぜペットは不可なのか

これについては、ホシノマチ団地が佐久市の公営住宅だったということが大きな理由です。
ホシノマチ団地は佐久市の下越団地の一部を活用したプロジェクトであり、他の公営住宅については、ペットは不可となっています。
運営自体は佐久市の手を離れているため、運営する側の判断でペット可とできそうなところですが、市民からすると、公営住宅なのかそうでないのかというのは見分けがつかないということで、一律でペット不可となっています。
残念ですが、この点については継続して佐久市と協議をしていくしかありません。

壁面にいる動物はりすなのか

ホシノマチ団地の壁面には星座が彫られています。

片方はいて座なのですが、こちらはりすでしょうか。

じつは、こちらは、こぐま座なんですね。

つまり、小熊です。

こぐま座の中には北極星もある、1年中ずっと見られる星なんですね。