洗濯物は14時までに!佐久の夏あるある“夕立”とは

7月に入り、日中の暑さが一段と増してきました。ホシノマチ団地の周りでも、草木が勢いよく茂り、また草抜きをしなければと思っているところです。

さて草抜き以外でこの時期に佐久市に住む皆さんが気にしているのが、夕立です。
(下はYahoo天気の佐久市の週間予報。ご覧の通り、雷や雨マークがずらり!)

佐久の夕立とは?

夕立とは、夏の午後から夕方にかけて突然降る短時間の激しい雨のこと。
佐久市のような内陸の地域では、日中の気温が高くなりやすく、上昇気流が発生しやすいため、夕立が起こりやすいと言われています。

ネットの気象予報サイトの予報際雨雲レーダーや風の流れを見ていると、海岸から湿った空気が風に運ばれ、アルプスや八ヶ岳にあたり、空高く上がり冷やされ、雨雲が発生している様子がよくわかります。
(下はウェザーニュースさんの雨雲レーダー。風は北西の風。浅間山や八ヶ岳の周りで強い雨を降らす雨雲ができているのがよくわかります。)

特徴的なのは、その雨の勢い。

勢いよく空高く上がった水分が多い空気は文字通り急速冷却され、大量の雨粒に。
まるでバケツをひっくり返したような土砂降りになることもあり、雷をともなう場合もあります。局地的に降るので、「うちの方は降ってないけど、駅前はすごい雨だった」ということもよくあります。

暮らしの中での“夕立とのつきあい方”

移住してすぐの頃は驚くかもしれませんが、地元の人にとっては「夏の風物詩」として受け入れられている夕立。

たとえば、

  • 洗濯物は早めに取り込む(14時ごろまでが安心)
  • 天気アプリで“雷雨注意”をチェック
  • 子どもが外にいる時間帯は気にかける
  • 車の窓はしっかり閉めておくこと
    (少し開けていたら、シートが水浸しになったことがありました…)

    など、自然と身に付いていく“暮らしの知恵”があります。

夕立の後の、あの空

そしてもう一つ、佐久の夕立で忘れがたいのが、雨上がりの空の美しさです。

強い雨が止んだ後、空気はスッと澄みわたり、夕焼けが空一面を染め上げることも。
「大変だったけど、ちょっと得した気分になる」──そんな瞬間が、この町の夏にはあります。

最後に

佐久の夏の気候は、晴れ間が多くカラッとしていて、実はとても過ごしやすいのが魅力。
けれど、たまにやってくる夕立は、この土地の“気まぐれな一面”のようでもあります。

空の表情に気づいたり、風の変化に敏感になったり。
そんなふうに自然のリズムに寄り添うことも、佐久での暮らしの楽しさのひとつです。